エネルギーを体内に貯蔵する機能は、生命維持においてとても重要です。

 私たちは定期的に食事をとることができますが、生物全般でみるとそうではありません。ちょっと獲物にありつけなかっただけで、「お腹が空いてエネルギー切れ → 心臓停止で即死亡」 なんてことになったら困ります。 エネルギーの貯蔵機能は生命維持において非常に重要で、その中に太るメカニズムがあり、食べた栄養素によって特徴があります。

【糖質】(*1)
ご飯、パン、麺など。 ブドウ糖に分解され、体のエネルギー源になります。

【脂質】
肉、卵などの動物性食品に含まれる脂や、魚、大豆製品などに含まれる脂です。 脂肪酸に分解され、体のエネルギー源になります。

【たんぱく質】
肉、魚、卵、大豆、乳製品などです。
アミノ酸に分解され、筋肉、骨、血液、肌など体の原材料になります。

(*1)「炭水化物」とは「糖質+食物繊維」のことです。食物繊維は栄養にはならないので、このサイトでは用語を「糖質」に統一することにします。

 このほかに「ビタミン」「ミネラル」があって、あわせて5大栄養素と呼び、生きていく上で必要な栄養素として考えられています。脂肪が増えるのは、余ったエネルギー源が脂肪として蓄積されるためであり、「糖質」「脂質」が大きく関係していることが分かります。

脂肪が溜まるメカニズム

 もっとも体脂肪になりやすいのは、意外なことに脂質ではなく糖質(炭水化物)です。そこには血糖値との深いか関わりがあります。「インスリン」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。 血糖値を下げる作用があるホルモンです。

 摂取した糖質は分解されてブドウ糖になり、血液を介してエネルギー源として全身に運ばれます。血中のブドウ糖の量を血糖値といいますが、食後に急速に高くなることはみなさんご存知でしょう。血糖値は上がりすぎると血管にダメージを与えるなどの悪影響があるため、体は血糖値が上がり過ぎないようにインスリンを分泌し、それをきっかけに血糖値を下げる2つの作用が始まります。

(1)ブドウ糖をグリコーゲンに変化させて筋肉細胞内に取り込む
(2)ブドウ糖を中性脂肪に変化させて脂肪細胞内に取り込む

 グリコーゲンの貯蔵タンクは小さく、すぐに満タンになってしまうため、残った糖質は脂肪として貯蔵されることになります。これが脂肪が増える最大の理由といわれています。

 同じ理由で、摂取カロリーが同じでも糖質中心の食生活は脂肪が溜まりやすい傾向にあります。

糖質(炭水化物)を控えるとダイエットに効果的?

 正解です♪
 次のページで詳しく取り上げます。