私たちの体が消費するエネルギーは代謝と呼ばれる作用で整理できます。

 代謝と聞くと新陳代謝とか基礎代謝という単語を思い浮かべますが、本来は「あるものが、別のものに生まれ変わること」を意味していて、「別のもの」とは新しい細胞(新陳代謝)だったり、運動するためのエネルギー(活動代謝)だったりします。

 代謝は3種類に分類できます。(*1)
 (*1) 医学や生物学など、分野によって分類は多少異なることがあります。

【基礎代謝】
内臓や脳を働かせたり、呼吸をしたり、体温調節などで使われる生命維持のためのエネルギー

【活動代謝】
歩いたり、走ったり、体の運動によって使われるエネルギー

【食事誘発性熱産生代謝】
食べたものが消化で分解される際に、一部が熱となって体外に放出されるエネルギー

 代謝のうち、エネルギー消費が一番多いのが基礎代謝で全体の約70%程度を占め、次いで活動代謝が約20%、食事誘発性熱産生代謝が約10%といわれています。

新陳代謝はないの?

 新陳代謝は古い細胞が廃棄され新しい細胞が生まれることですが、上の分類では新陳代謝は基礎代謝の中に含まれます。

 「新陳」という響きが古いものが新しいものに生まれ変わるニュアンスがあり、「お肌によさそう」とか「体によさそう」というイメージとともに、特に美容やダイエット、健康食品などで使われることが多いようです。

 脳細胞には新陳代謝がなく、生まれたときから減る一方なんだそうです。